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「絵を上手く描こうと思い過ぎて、描くことが楽しくなくなった」
という経験がある方は多いのではないかと。イラストだけでなくブログでも何でもそうでしょう。
私も音楽をやってた頃は「えーい、こんな曲じゃだめだ!もっとキャッチーじゃないと!」と思い過ぎて作曲の楽しさが低下。モチベーションが崩壊して、作曲ペースが鈍った経験があります。
とはいえ、メンタルやモチベーションの管理は奥が深いもの。巷で言われる解決策が裏目に出ることが往々にしてあります。
てことで今回は「絵を上手く描こうと思うと辛くなる」原因と対策法3選を考察してみました。
楽しいモチベーションを保ちつつ、創作活動を続けたい方は参考程度に。
原因1:他人と自分と比べ過ぎてしまうから
他人と自分を比べすぎたり、「他人から高く評価されなければならない」と考えすぎたりすると、失敗への恐れや過度な自己批判につながりやすくなります。
- 失敗や批判を恐れるあまり行動できなくなる
- 他人からの期待に応えるため「成功」の基準を高くしすぎてしまう
- 自分のやたら高すぎる基準を周囲にも求めてしまう
たとえば絵描きなら以下のような心理状態になっちゃうことが予想される。
- 絵を描いたけど周囲の人に比べて自分は下手だ
- 下手な箇所をコメントでつっこまれそうだから投稿したくない
- もっと完璧にしなきゃ
いかにもメンタルに悪そう。
比較癖の対策法
比較癖の対策は「ぶっちゃけかなりむずかしい」です。
というのも「自分と他人を比較する」のは、人類数万年の進化の過程で脳に刻み込まれたシステムなので、精神論で立ち向かうのは無理ゲーなんですよ。
本気で比較癖をなんとかしたいなら、修行僧が積むような専門的なトレーニングをコツコツやってみるといいかもしれません。「反応しない練習」とか良いかもしれません。
原因2:そもそも練習は「楽しくない」のが普通だから
辛さの原因としてありがちなのが「好きなことは楽しくないといけない」という思い込みです。
しかしながら、上達のための練習は、必ずしも楽しいとは限りません。
上達研究の権威であり「超一流になるには才能か?努力か?」の著者アンダース・エリクソン博士の言葉を紹介しましょう。
物事を上達するには、常に現在の能力をわずかに上回る課題に挑戦する努力が求められる。よって、練習は一般的に「楽しくない」ものである。
上手くなろうと思って練習するには『できないこと』『思うようにならない辛さ』と向き合わなきゃいけないわけだから、そりゃあ辛いこともありますよね。登山の道中が険しくて辛いのと同じです。
- できることをやる→上達しにくい
- できないことをやる→上達するけど楽しくないことも多い
てことで「上手くなろうと思って練習することは、そもそも楽しくないことも多い」という現実を受け入れるのは大切かもしれません。
「楽しくない」の対策
とはいえ「大好きなことを『楽しくなくても受け入れろ』なんて無理」という意見もあるでしょう。つーか、僕もそう思います(笑)
てことで対策案をいくつかご紹介します。
ゲーミフィケーション
楽しくないタスクに「楽しさ」を生み出す方法として一時期話題になったのが「ゲーミフィケーション」です。
ゲーミフィケーションとは、体験をゲーム化し楽しく取り組めるようにするアイデアのこと。たとえば最近話題の「ゲームでプログラミングを学ぶ」というアイデアが象徴的ですね。
詳しいやり方は「仕事も勉強も楽しくなる!ゲーミフィケーションのやり方を解説」でガッツリまとめてるので、興味があればどうぞ。
あえて「下手な作品をつくる時間」を設ける
いっそ、上達を放棄する時間をつくってしまうのも良い選択です。
たとえば一日のうち30分間、上達を目的とせずただ好きなことを好きなように描く時間を設けてみると良いかもしれません。
僕の場合はゲーム用のドット絵を描くときは「趣味」と割り切って楽しむことにしています。

原因3:アンダーマイニング効果
「上手く描こうと思うと辛くなる」原因3つ目は「アンダーマイニング効果」です。
アンダーマイニング効果とは「好きでやってることに対して評価や報酬を絡むとモチベーションが失われる」現象のこと。たとえば、以下のようなケースを想像すると分かりやすいのではないかと思います。
- 最初は好きで絵を描いていた
- pixivに投稿したら「いいね!」がついた
- 次に絵を投稿したら「いいね!」がつかなかった
- 「いいね!」が付く絵を投稿しようと思うあまり、自由に好きな絵が描けなくなった
同じようなことは、YouTubeでもブログでも何でも起こり得るのではないかと。
アンダーマイニング効果の対策法
アンダーマイニング効果への対策は中々むずかしいんですが、以下2つが良いかと。
「評価」を遠ざける
最も現実的かつ効果が期待できるのは「いいね」や「コメント」を見ないことです。
ピカソも述べているように「才能を守るために孤独を貫く」わけですね。
評価を遠ざけることができるようになると、アンチやめんどくさい奴に絡まれることもなくなるので、余計なストレスを抱える心配も減ります。
まぁ、とはいえ

てのが正直なところでしょう。僕だってやっぱり「いいね」が付けば嬉しいし、好意的な応援コメントがあれば見たくなってしまいます。
他人からの評価が気になるのは遺伝子に刻まれた人間の根源的欲求なので抗うのはむずかしい。
現実的なのは「評価が気になったら価値観を振り返る」ことでしょう。
つまり、以下のようなことを自分に問いかけてみる。
- 「そもそも自分はなんで絵を描いたんだっけ?」
- 「自分はなにを目指して今の行動をしてたんだっけ?」
このように、自分を突き動かしていた価値観(内発的動機)を定期的に思い返せば、アンダーマイニング効果も多少、和らぐかもしれません。
参考程度に、では。
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