当ページのリンクには広告が含まれています。
Airbnbなど個人がはじめたビジネスが世界を席巻し、YouTuberやインスタグラマーが企業より株価への影響力を有している現代。
「常識に囚われない自由な発想力を磨きたい」と考えている方は多いのではないかと。
今回は、そんな「アイデアマン時代」を生き抜くための思考法を解説した「FUTURE INTELLIGENCE」を読んだのでご紹介します。
FUTURE INTELLIGENCE ~これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣~
FUTURE INTELLIGENCEとは

「FUTURE INTELLIGENCE」は、創造性が高い人に共通する10の習慣を紹介している本。
スーパーマリオの生みの親である宮本茂…画家のピカソ…etc.
「後世に多大な影響を与える作品を創作したクリエイターはどんな習慣を大切にしていたのか?」
それに興味があるなら、ワクワク楽しみながら読める一冊だと思います。
クリエイティブ思考が身につく10の習慣
1 「遊び」 楽しいことで脳を刺激する
クリエイティブな発想は遊びの中から生まれる
クリエイティブなアイデアを生むには「遊び心」が必要とのこと。
「遊び心」がないと「成功者が採用してるアイデア」しか採用しなくなって発想が凝り固まってしまうそうです。
似たようなことは、アダム・グラントの「ORIGINALS誰もが「人と違うこと」ができる時代」でも述べられていましたが、遊びを楽しむには時間と金銭の余裕が不可欠なので、追い込まれた環境でクリエイティビティを発揮しようとしないことが大切なんでしょうね。
2 「情熱」 何かに夢中になる
夢中になるほどアイデアの試行回数が増える
「上手くなりたい」という情熱を持てることはクリエイティビティが発揮しやすいとのこと。
理由はおそらく「夢中になれることのほうがアイデアの試行回数が増えるから」ではないでしょうか。
実際「アイデアは量を多く出すほど研ぎ澄まされていく」とのデータもあるみたいですし、クリエイティビティを発揮したいなら情熱をもって取り組めることの方が良さそうですね。
ただ、情熱を傾ける対象に「評価」を求める人は燃え尽き症候群になりやすいので注意が必要です。
理由は、評価を求めると「評価されなきゃ価値がない」みたいな発想に囚われてしまいやすいから。つまり、目の前の遊びを楽しめなくなるわけですね。
情熱を傾ける対象は「評価」ではなく「スキルアップ」「成長」を目的にしたほうがいいのかもしれません。
3 「夢想」 自分と深くつながる
意図的に「ボーッとする時間」をつくる
アイデアは「ボーッとする時間」に生まれやすいそうです。
これは「拡散思考」という考え方で、メカニズムは以下のとおり。
- 集中をやめてボーッとする
- 思考があっちこっちに飛び回る(拡散思考)
- 無関係な思考が接続されて斬新なアイデアになる
無関係な思考が接続されることで斬新なアイデアが生まれることは「藤子・F・不二雄の発想術」など、様々な本でも語られています。
他にも自然音も拡散思考になりやすいことがわかってるので、朝にシャワーを浴びて、昼に川辺をさんぽするのが理想的かもしれません。
4 「孤独」 ひとりの時間で考える
アイデアは孤独に練る
クリエイティブなアイデアを出したいなら、一人で考えられる時間も確保しなくてはいけないとのこと。
理由は「多くの人は新しいアイデアに否定的だから」だそうです。
たしかに、周囲に否定されまくってることをやりきるのは中々大変そう。それなら、あえてアイデアは孤独に出すのも一つの手なのかもしれません。
以下のようなエピソードが有名ですね。
- ニュートンは「万有引力の研究」のため人との交流を断ち2年間引きこもった
- ピカソは「孤独じゃなきゃ、まともな作品を作れない」という言葉を残している
- ビル・ゲイツは外界を遮断し「1カ月間孤独に本を読む」時間をつくっている
もちろん友人や家族を捨てる必要はないと思いますが、クリエイティブになると決めた時間は孤独になれるよう環境をデザインするといいかもしれません。
5 「直感」 無意識の声を聞く
直感を信じず時間を置く
FUTURE INTELLIGENCEでは「直感に頼るのは危険だ」と警鐘が鳴らされています。
理由は、人は直感的に思いついたアイデアを正しいと思い込みやすいからだそうです。
たしかに、アイデアが出た直後って「すごく良いアイデアだ!」と興奮してしまいますもんね。でも、数日経って見返したときに「なんだこりゃ」と落胆した経験がある方も多いのではないでしょうか。
直感的に「良いアイデアを閃いた!」と思ったときは、スマホにメモって数日置いたほうがいいのかもしれません。
6 「好奇心」 非日常の体験で限界を広げる
「知りたい欲」求がクリエイティビティの源
クリエイターは好奇心があるほど、成長しやすい傾向にあるそうです。
理由は「なぜ」という疑問を解決する方法を試行する回数が増えるからとのこと。
これも、前述した「藤子・F・不二雄の発想術」をはじめ多くのアイデア本で協調されているポイントですね。
好奇心はトレーニングで鍛えることが可能なので、以下を試してみるといいかもしれません。
- 外食でいつもと違うメニューを注文する
- 普段は絶対見ないジャンルの映画を観る
- 色を選べるガジェットの色を普段選ばない色にしてみる
7 「瞑想」 観察し、点と点を繋げる
「いま」に意識を向けるトレーニングをする
「いまこの瞬間」に集中すれば、普段見落としがちなことに気づきやすいとのこと。
理由は、現代人は「いま」を見ていないことが多いからだそうです。
「デジタル・ミニマリスト」など多くの本で指摘されている「マインドフルネスであれ」ということですね。
たとえば、せっかく緑が多い公園をさんぽしていても
- 「昨日の仕事のミスが気になる」
- 「来月の支払いが不安」
など、思考が過去や未来をさ迷ってしまうことはあるあるでしょう。
これを解決するにはマインドフルネスのトレーニングを地道に積むしかありません。
8 「繊細」 傷つきながら、深く感動する
傷つきやすい人ほど、繊細な作品を作れる
感受性が豊かな人ほど、人の心を揺さぶる発想を生み出しやすいとのこと。
「共感される作品」をつくるには、人の感情に共感できる能力が必要、と。
9 「逆境」 辛い体験で成長する
辛い体験はクリエイティビティの種
ずっと幸福な人より、トラウマがあったり、辛い体験をした人のほうがクリエイティブになりやすいとのこと。
もちろん、進んで辛い体験をすべきという意味ではなく、辛いことがあっても「作品作りに活かすぞ」という心意気が必要というお話です。
10 「異端」アウトサイダーでいる
人と同じことに「安心」しない
斬新なアイデアを生み出したいなら「人と違う自分でいたい」と思い続けろとのこと。
理由は「みんなと同じ」ことはクリエイティブではないからだそうです。そりゃそうっすね。
スペインの哲学者オルテガは、以下のような表現をしていました。
- 大衆:みんなと同じことに安心を感じ、人と違うことに苦痛を感じる
- 貴族:みんなと同じことに苦痛を感じ、人と違うことに安心を感じる
批判的な思考(クリティカルシンキング)で物事を眺める視点が必要なんでしょうねぇ。
まとめ
以上、FUTURE INTELLIGENCEのポイントまとめでした。
10の習慣を、ざっくりまとめましょう。
- 遊び 「意味のないこと」をやる時間には意味がある
- 情熱 「評価」を求めると情熱は枯れる
- 夢想 「ボーッとする時間」にアイデアが生まれる
- 孤独 「人の意見」は創造性を奪うノイズ
- 直感 「インスピレーション」は疑え
- 好奇心「知りたい欲求」こそアイデアの源泉
- 瞑想 「いまこの瞬間」を大切に過ごす
- 繊細 「傷つきやすさ」はステータス
- 逆境 「辛い体験」は人生のレベル上げタイム
- 異端 「人と違うこと」はクリエイターの証
偉人たちの知られざるエピソードや、クリエイティブに関する色んな実験データが記載されていて楽しい一冊でした。
創作やビジネスなど、クリエイティブなアイデアを必要とする活動をしている方におすすめです。

